火曜日, 2月 28, 2006

仮免日和。

トトトトトトトトタタタタタタタタ
ララララララララパパパパパパパパ。

クランクで脱輪後パニックにて接触故にnot 合格。

ピピピピピピピピ。
携帯電話。

スススススススス。エスカレーター。
ロッカーズを思い出す。
スッススッススー。

ドンガッタ、ドンガッタ、ドンガッタ、ドンガッタ、ドーンガッターン、ドーーンガッッターーーン、ドーーーーーーーンッガッターーーーーン、シューーーン、プシャーー。

2時間経てば別の街。
知らない街の駅はわくわくして、あのコのことを思い出す。
自転車で迎えがきて、コンビニに寄ってお菓子とカフェラテを買う。

大きく広い道には車がたくさん走っていて、私たちの会話は3割ほどすり減る。
コンビニの袋がザラザラいう。
時々笑う。
時々息をする。
タバコに火が付く。
また少し笑う。

大丈夫だと思う。

知らない家が近づいてきて、知らないドアに知らないカギがさされて、知らない玄関で知ってる靴を脱ぐ。

「このソファーどこで買ったの?」なんて言ってみる。
うれしそうに答える。

そしてまた私たちは大丈夫だと思う。

カフェラテにストローを刺して、お菓子の袋を開けて、
私たちは向き合ってまた時々笑う。


この本かっこいいね。

今日の妄想は一段と激しく。

月曜日, 2月 27, 2006

拝啓 ジミーさん

朝4:30に起きてみる。
昨日の食事はヨーグルトとリンゴとプルーンとビールだったので、今朝はみそ汁とごはんと焼き魚を食べてみる。

昨日図書館で借りてきたジミー・ヘンドリックスのCDを聴く。
はー、かっこよい。
今日は仮免の試験なので早めに起きて勉強でもしようかと思ったのに、
かっこよすぎて勉強にならん。
聴いてたら苦しくなる。

あー、生で聴いてみたかったなー。

いつ観れなくなるともわからない。
観たいと思ったライブには絶対行っとくべきだなー。
うん。

右を見ても左を見ても上を見ても下を見ても、
いい音楽がたくさんある。
こんなにいっぱいあってどうしよー。

時間足らん。


今週も始まりましたね。
みなさんよい1週間を。
たのしいことやうれしいことは以外と足下に転がっていたりするものです。
ちょっとめんどくさいの我慢したら、
日々がとてもおもしろくなる。

と、思うけどなかなかねー。ダラダラしてしまうものです。つい。

土曜日, 2月 25, 2006

隙間にて

昨日、会社の昼休み。

コンビニに行くまでの間、ビルと駐車場の間のちいさな隙間で、
タバコを吸う。
オフィス街のここは高いビルもいくつかそびえ立ち、
その隙間から見える空はエッジのきいた色と温度がある。

うちの会社のすぐ裏には職安がある。
オフィスワーカーと日雇い労働者が肩は並べずに行き交う。
会社近くのコンビニではワンカップを飲む人、カップ麺を啜る人、眠ってるのか死んでるのかわからない人が横たわり、スーツの人は肩身が狭そうに首から優良企業のIDを提げながら、店の入り口にある灰皿前でこれから半日分のタバコの煙を吸い込む。


で、話は戻り私の昨日の昼休み。
そのビルの隙間にいると、日雇い労働者いや浮浪者かも、まっ、どっちでもいいんだけど、
そのような出で立ちの人が自転車を引きながら私のいる小さな隙間に入ってきて、
「おっちゃんはわかってるよ。うん。わかってる。あやしくないで、おっちゃん。わかってるよ。」と私の顔を覗き込んできた。
「悩んでんの?大丈夫か?おちゃんはわかってるよ。」
「いやー、なんもないですよ。」
「いや、おっちゃんはわかってるよ。店長も知ってる。」

この押し問答が30秒くらい続き、私は悪い人ではないと思いつつも面倒くさくなってその小さな隙間から出た。

昔からネジが一本少ない人とか、もしくは一本多い人によく話しかけられる。
同じ波長が私からも出ているのかと思うと。。。

そんな話も夜には友達との食事での会話のネタとなる。

そういうこっちゃ。
なんのこっちゃ。
そういうこっちゃ。

木曜日, 2月 23, 2006

capacity for concern


公衆トイレのフックって、ドアの上の方に付いてたり、
横の壁の上の方に付いてたりして途中で荷物取り出したい時に、
微妙な体勢をとらなくちゃいけなかったり。
薄くて細いフックは重い荷物をかける時、折れそうで頼りなかったり、丸い棒のようなフックはうっかりしてるとスルッと荷物が落下したり。

で、これ。

かっこよい!このフック。
ポジション(トイレに座るとちょうど顔の高さあたり)も太さも、
先端がカギになってるとこも最高。興奮のあまり撮影。

デザインも無駄がなくて、TOTOのロゴもかっこよい。
もう、芳香剤臭いトイレタリー用品ではない。

インダストリアルデザインって、無駄がなくて便利でかっこよいとこがたまらん。奥歯のあたりがキーンってなる。
こういうの作ってる人ほんと尊敬するわ。

生活に密接してるものこそ、いいデザインであるべき。
(って、個人的感覚ですが。)
そしたら断然日々の生活がおもしろくなるはず。

いつも思うのはトイレのブラシとそれを収納する容器。
あれ、なんとかならんものかなー。
どれも気持ち悪い。もう、見たらそれって分かるとこがげんなり。

石鹸1個でもかわいかったら、あの日常消耗品を買う時の「あー、シャンプーきれてた。買わなかんなー。」っていう妙なくやしさは無くなるよ。きっと。

日本のデザイナーがんばって!(人まかせ。。。)


でも、まー、実家の妙にペールトーンな花柄のトイレカバーとかも落ち着くけどね。気持ち悪いメルヘンな人形とか。ガチャガチャな模様の布団カバーとか。

どっちが良いかは個人の自由だけど、もう少し選択肢が広がるといいなー、
と、そんなことを思ったPARCOのトイレでした。

水曜日, 2月 22, 2006

居眠り

夜ご飯食べたら、ウトウトしてきて、気がついたら4時間くらい居眠りしてた。
4時間だったらもう居眠りではないか。

最近夜7時くらいには眠くなって、居眠りして起きて、また寝て、って短い睡眠サイクルを繰り返す。
冬の居眠りってきもちーよなー。
休みの日とか、ずーっと居眠りしたり。

先週末はめずらしくたくさん行動したので、ちょっと調子狂った。
日曜は愛知芸術文化センターにて、ダンスと音楽のイベント「体が跳ねる、音楽が踊る」に。
愛知県美術館で開催中の「吉原治良」展の作品に関連したイベントということで、展示も見てきた。
イベントは美術館入り口のホールで行われていて、見てる人たちは小さい子供連れのファミリーから若者、おじいちゃんおばあちゃんもいたり。ごちゃまぜでいい雰囲気だった。

岡さんの自由でパワフルな動きに、「自分だったら3分と持たないだろーなー。」なんて思いながら、一度たりとも同じ動きは存在しないその踊りに圧倒。

コンテンポラリーなダンスなので、一見奇怪な動きで「なんだろーなー、これ」って思ってたら、ちょうど後ろにいた小さい男の子が「キャキャっ!」って笑い出して、 「あー、これが素直な反応だよなー。」って。

岡さんが床に伏して踊っていてその後、すーっと立ったら、
その小さい男の子が「あっ、立った。」って言って。
「あー、ほんとだよなー、立ったよなー。」って、その言葉に一番うれしくなった。


展示の方は美術の勉強してる友達と見たので、説明してもらったり、絵につっこみながら見たのでめちゃくちゃおもしろかった。
その友達に聞いたところ、絵を読み解く作業はかなりのデータが必要で地道な作業らしい。
でも、結局アーティスト本人が全部語ってるわけではないので、「自分たちの激しい妄想かも?」と思ったら、展示されてる絵の解説文が激しくおもしろくなった。


作り手と受け手。
それで世の中は成り立っている。
一方通行とも相互作用とも思える日々の出来事がとても魅力的に感じた週末だった。

実はこの後、
ジュゼッペ・イエラシ、トーマス・アンカーシュミットのライブ@canolfanにも行ったけど、
もう時間も遅いのでこのへんで。

おやすみなさい。みなさんよい夢を。

月曜日, 2月 20, 2006

勝手にレビュー

2/17 テニスコーツ、The cannanes、BMX Bandits@KD Japon

1,テニスコーツ
二階堂和美と活動することが多い、テニスコーツ。
「さーやさん。」(写真で唄ってる人)と声かけたくなる、ほんわか。ジャニスとビョークから毒と尖ったとこを削ぎおとした感じの人だなー、と勝手に妄想。

テニスコーツは、冬の冷たさととても合う。
「はー、寒い寒い。」とか言いながら、あったかいお茶でも飲みながら聴いたらもう、絶対いい。

テニスコーツの音楽は、ずれてるんか、ずれてないんか、焦点が合わないもどかしさというか、ふわふわ感というか。そんな感覚をいつも覚える。やさしいPOPのようだけど。

あっ、なんか上手く言えない。



2,The cannanes
なつかしー。初めて聴いたけど。
グラスゴー系っぽい。



                                                                         









3,BMX Bandits
CD聴いていてたけど、ライブは初めて。
あっ、本物!って。
前から思ってたけど、Lou Reedの声に似てるなー。 

このあたりから感情がBMX Banditsの音楽に乗って、
ぶぁーーっと出て来て、ようわからんくなって途中で外に出た。
KD Japonの入り口はガラスと木の格子でできてて、外にいても
音がよく聴こえる。
外で少しのあいだ座り込んで、人と話したりして、
「はー、自分なにしてるんだろーなー。」と思いながら、息は白く、
そんなあいだ中もずっとBMX Banditsのライブが聴こえてて。

あっ、こういうのBMX Banditsぽいなー、と、思ったら笑いが止まらなくなった。
             
4,終わり
この日はフラッシュバックで。
ダメだった。

まっ、そんな日もありますわな。
悩ますライブ、かっこいい。             

月曜日, 2月 13, 2006

ランチを食べに。


土曜日、ONJO(Otomo Yoshihide's New Jazz Orchestra)のライブに行きました。人めっちゃ多い。Tokuzo(この日の会場。ライブハウスと飲み屋さんがごっちゃになったスペース)のいいところのひとつは、おいしいゴハンとお酒を飲みながら自分のペースでライブを観れるところだと思う。だからすこーし残念。
だけど、人がいっぱい集まることはとてもいいこと。せっかくよいライブがあっても、お客さんがいなかったら意味は半減はすると思う。

ステージの様子は、というと、カヒミ・カリィのセンターパーツで分かれたおでこと、大友さんのへんてこりんな指揮(見てて分かりやすくてよい!)が、かろうじて見えるくらい。

そして、ライブ。
CDで聴いた時は結構自由な感じで演奏してるのかなー、と思ってたんですが、
ライブを聴いて「あっ、きっちり決まってるんだなー。」と。
ONJOという名前に納得。

ドラムの人がかっこよかった。酸いも甘いも知ってる大人がはしゃいじゃったっ!っていう様子(妄想)。
大友さん以外は全員演奏してなくて、大友さんが1人で走ってるとことか、めちゃおもろい。
他の演奏者たちは、だまーって、つまらなそうに座ってるのに。
ギター「ギュィィッィーン!」って。カッケ。


あー、このライブはJazzをいろいろ聴いて知ってる人は、もっとおもしろく聴けるんだろうなー。(オリジナルはエリック・ドルフィー)「あー、ここはこうくるか!」って。
最近少しずつJazzを聴くようになったので、いい機会でした。

アンコールは、Jim O'roukeの”eureka"
あっ、唄のとこはどうするん?と思ったら、カヒミが消えそうな声で「hello- hello...」と唄い出したので、「can you hear me?」を期待してたら、「シォァォアドゥァー....」とフランス語。さすが姫。
eurekaは、イントロ聴こえてきただけで涙が出るほど自分ベスト!の曲なので、
ふぅぁはぁー、と夢心地。でした。


Jazzおもろいなー。まだまだほとんど知らないので。いろいろ聴きたいなー。

学生の頃、
新しいCDとか買った時、待ちきれなくて店を出た瞬間に袋から出して、ビニール剥がしながら歩いて、歩きながらウォークマンにCD入れて、スイッチonにしながらヘッドフォンして。

あの感覚を思い出しそう。うん。

土曜日, 2月 11, 2006

青春狂走曲

土曜の遅い朝。
天気もわりと悪くなさそうなので、窓を開ける。
が、2分であきらめる。寒いのはやっぱり好きになれん。

残り物の野菜に卵をぶち込んでなんやらわからん野菜炒めを作る。食べる。
コーヒーを飲む。

何か聴こうと思って、iTunesと持ってるCDとか探すけど、どれもどんより。
なんでこう、暗いのしか持ってないんだろうなー。「さー、やるかっ!」ってなるようなのが何ひとつない。あっ、根暗?


家中ひっくり返して探し当てた、サニーデイサービス「Best Sky」。
爽やか!爽やか!がっつり明るくはないけど。
「あー、こういうの、こういうの!」って1人で大騒ぎ。

14,5歳の時のことをちょっと思い出した。
サニーデイとかほんとザ・青春時代。
スチャダラとかTokyo No.1 soul setとか真心ブラザーズとかホフディランとかコーネリアスとか。よー聴いたなー。

中1の時、初めて男の子と映画見に行ったのとか、爽やかやなー。思い出した。
でも、途中ですごい恐くなって「お腹痛いから帰る。」とか訳わからんこと言ってすぐ帰っちゃたなー。
高校生の時の休み時間、気になってたコが教室の窓側の一番後ろの私の机に座って、私のCDウォークマンを聴いてて、それを教卓の辺りからぼんやり眺めてたんとか。
なんであの時「なんで聴いてるの?」とか声かけなかったんだろうなー。



なんか、こういうのもいいね。グッドミュージックというか。
少しやる気が出てきたところで、今日は大友さん(ONJO)のライブまで本でも読みますかな。
シャワー浴びて出かけます。

みなさん、よい週末を。

水曜日, 2月 08, 2006

勝手にレビュー














2/4 TEASI、のうしんとう、ひょうたん @KD Japon

1,TEASI
年に2回程しかない彼らの貴重なライブ。

聴く度に音と音の間が広くなっていく。
聴く度に空気が張りつめていくのを強く感じる。
聴く度に言葉がやさしく突き刺さる。

曲が終わった後の拍手をするタイミングすら、彼らは作っているよう。
高架下にあるこのスペースで頭上を通る電車の音も、キッチンスペースから聴こえる食器の重なる音も、隣の人の服が擦れる音も全て、teasiの作る空気のよう。
彼らの音と音との間に小さな生活音が混じって消化される。

TEASIの音楽は、
隣にいつもありそうで、なさそうで。
足下を見たら、もしかしたら転がっているのかも。
と期待を込めるたくなる。


2.のうしんとう
名古屋最強ダブバンド。

2階の席から1階に下りる。もちろん、じーっと椅子に座って見てられないから!
さっきまで微動だにしないでTEASIのライブを観ていたお客さんたちが、みんな踊っている。
演奏してる人も聴いてる人も、みんなめちゃくちゃたのしそう!
みんながこの時を待ってましたと言わんばかり。

ゆるーく、ゆがんで、ハード。
もうなんも考えられなくなる。
一見ハッピーバンドのようですが、ちょっとせつないんよねー。なんでかね。

翌日、首が曲がらなくなった最大の原因となる。


3,ひょうたん
イースタンの人が参加してるバンド。って、そんな言い方もおかしいかな。

1階は人が多すぎて、ステージの様子は全然見えなかった。
どうなってたんだろうなー、この時。
たまに背伸びをしながら聴いた。

かっこいい。んだけど、なんか冷静なんかなー、って思った。
冷静?違うかなー。大人?なんかなー。
プロって思った。
聴いてて気持ちがいい。

人が多くて見えないし、ちょっと拗ねながら聴いてたので、まっすぐに聴けなかったんかなー。

かっこいい日本のロックでした。
やっぱちょっとせつないのね。


4,おわり
グサッ、キュンってなりました。
たぶんこんなんはいっぱいある。
この日のアーティストたちは、そういうことに対して忠実に生活してる人たちなんかなー、と想いを馳せながら、自転車走らせ帰宅の途へ。
いい週末でした。